haconiwa Campができるまで
haconiwa Campはひと時の沈黙を破り、
2019年new planをリリースさせて頂きました!
2019年new Planは本質的には変わりがないものの、
プレオープン当初から実現するまでに時間を要してしまったことや、
実際にご利用頂く中でこの方か使いやすいかな、と感じたところを出来る範囲ですが少しずつ肉付けした形となっております。
また大変有難い事に「庭のキャンプ」にご興味をもってお越し下さったお客様にも多くいらっしゃいましたので、今回はhaconiwa Campのきっかけをお話したいと思います。
数年前のある時、都内某所で働いていた頃のこと。。
キャンプが休日の楽しみのひとつだった私はぼんやり考えておりました。。
混雑のないキャンプ場でゆったり過ごしたいな、
遠くに行けば良いのだろうけど
休みは限られているからいつも遠出するのは大変だし、
あまり無理して休み明けに疲れを持ち越したくはないな(身勝手ですね。。)
家から割と近くて、
自分たちだけで気楽に過ごせるようなキャンプを何処かでできないかなぁ、、
、、と自分本位な思いを巡らせていた時、
それならいっその事中野屋の庭でキャンプしてみたらどうだろうか??
とふと思いつき、
実験的に試みた事が始まりでした。
早速試してみると、
庭の中はプライベートな空間となるので
単純に寛ぐ分には充分であり、
また場所も都心から比較的近いことで移動も苦にならなかった為、
思いのほかこのスタイルが気に入り、
ちょくちょくこの場でキャンプを愉しむようになりました。
広大な場所でなくても庭に引きこもる事で、ある意味での開放感が得られたことも一つの気付きでした。
また、
勿論ここ中野屋が全く知らない場所ではなかったからだったのですが、
現地にあるガーデン家具などや、ここにあった道具が使えたり、
急な悪天候や酷く暑い日のひと涼みなどの為に室内を利用できるという
ちょっとしたバックアップがある環境は、
準備が苦手な私にとっては、キャンプに行く前の大荷物の準備の憂鬱や
当日の天候の心配などの煩わしさが軽減され、
キャンプ当日迄に無駄に気を揉むことが減り、
少しではありますが気楽な気持ちでキャンプに臨むことができました。
こうして庭という小さな世界の中で、ゆったりとした時間を過ごすスタイルが私たちの中で一つのスタンダードとして定着しました。
そして、
この引きこもりキャンプスタイルの愉しみを共有して頂ける方が他にもいたら嬉しいな、、という思いから、
何とかお客様をお迎えできる設えを整えてhaconiwa Campとしてオープンさせるに至りました。
庭のスペース自体も『箱庭』そのものですが、 限られた空間の中で今日は何処ににテントを配置しようか、今日はタープはどの向きで張ろうか、などレイアウトを思案しながら設営する事がまるで箱庭を作る楽しみの様でしたので、これが名前の由来となっています。
『本当はいつでもお肉が食べたいけれど流石にきついのでたまには魚を食べる』
というのと同じ感覚で
『本当はいつでも大自然の中でキャンプがしたいけど、流石に難しいので時折haconiwa で済ます』といった感じで活用頂ければ幸いです。笑
また、今後は未定ですが、haconiwa は気ままに可変的でありたいと思っております。
只、今はキャンプスタイルの多様化のほんの小さなひとつとしてhaconiwa Campも仲間入りできればとても嬉しいです。